「美しいバラにはトゲがある」ということわざがあります。

美しい女性にも人を傷つける一面があるという意味ですが、ハチの世界でも同じ様な事が言えます。

よく見ると、黒くて丸くい、まるでぬいぐるみの様に毛に覆われた愛嬌たっぷりのクマバチも同じように針を持っていますし、懸命に蜜を運ぶ小さくて可愛いミツバチですら針をもっています。

そして、その針には秘密があります。

その秘密とは、ハチの世界では針を持つのはメスだけだという事です。

スズメバチもアシナガバチも、ほとんどの種類の針を持つハチが、メスの蜂です。

クマバチも同じ事が言えるのでしょうか。

詳しくご説明いたします。

クマバチ オス 針

クマバチのオスに針はあるの?

そもそもハチの針は、メスの持つ産卵管が変化し、硬くなったものですので、産卵管のないオスのハチは針を持たないのは当然の事なのです。

それは、クマバチも同じです。

縄張り意識が強く、侵入者は人でも、鳥でも、車にすら突進し、追い掛け回すオスのクマバチは、まるごしで戦いを挑んでいると言ってもいいでしょう。

オスは針を持っていません。

持っているのは交配器のみです。

スポンサードリンク

オスの顔を見分ける為には、顔の中央を見ます。

オスの顔の中央には、黄白色の毛が生え、三角形の鼻が付いているように見えます。

顔をじっくり見るチャンスにはあまり恵まれないかもしれませんが、基本的に、春先に追いかけてくるのはこの顔を持つ、オスの確率が高いです。

オスのクマバチに追いかけられても問題ありません。

毒針を持つのはメスですが、巣があることを知らずに不用意に近づいてしまったり、メスを手で摑んだりしなければ、ほとんど刺される心配はありません。

ブーンという独特の重低音の羽音に騙されて、怯えて立ち去る私達は、まんまとクマバチのオスに騙されています。

あのブーンとうう音も、スズメバチの羽音をまねて出しています。

スズメバチの強さにあやかるためです。

クマバチのオスを手で捕まえると、お尻を振って必死に針で刺すマネをします。

針もないのに。

何も持たないクマバチのオスが縄張りを守る為に、命がけのハッタリをかましているのです。

まとめ

ハチの毒針は、メスの産卵管が形を変えて針になったものです。

メスのハチは毒針を持ち、オスのハチは針を持たずに交配器を持つ。

美しいバラや美しい女性が、美しい反面トゲをもつ、とことわざにもなってしまうのは、ハチが毒針を持つように、大事な子孫を守る為に、女性は毒針で刺すほどの強さを持つという意味なのかもしれませんね。

一方、オスのハチは、人間の男性も同じですが、ハッタリをかまして生きていくしかないのでしょうか。

何だか寂しくなります。

スポンサードリンク