アシナガバチは、軒下・戸袋・床下・室外機などに巣を作ることが多いそうですが、アシナガバチの巣を見分ける方法はあるのでしょうか?
アシナガバチの巣の見分け方
アシナガバチの巣は灰色で、スズメバチなどに比べて巣の規模が小さく、開けた場所ならどこにでも作るという特徴であるそうです。
形は、「お椀をさかさまにした形」や「シャワーヘッドのような形」で、六角形の巣穴が外にむき出しになっているそうです。
構造は、スズメバチの巣は光沢のある立派な外皮があるのに対しアシナガバチはそれがなく、ハスの花托・果托のようだとされています。
また、多くのスズメバチのように枯れ木の木部繊維や杤木ではなく、樹皮の靭皮繊維を素材とし、それに唾液由来のタンパク質などを混入して巣の材料としているそうです。
アシナガバチは都市の建物に溶け込み易く都市部で暮らすのに適したハチとされていることから、アシナガバチの巣も民家の壁や庭といった場所にもみられ、人の生活圏に作られる場合も少なくなく、位置も人の目線より低い位置に作る例も多く見られるようです。
作られやすい場所は、庭の木、ベランダ、室外機、物置、岩かげ、空いた箱の中、墓石など。
その他、窓枠、戸袋(引き戸が収納される場所)、屋根瓦の内部など、家の周辺の至るところに作るそうです。
スズメバチに比べて攻撃性はないそうですが、巣を守るためであれば、人に危害を与えるケースも少なくないようです。
大きさは、大きいものは、直径15cmほどだそうです。
アシナガバチの種類である、ヒメホソアシナガバチの場合は、最大で長さ60㎝になるものもあるそうです。
ちなみに、「フラスコ形」や「丸形」で外が覆われている巣をみかけた場合は、スズメバチの可能性があるそうです。
巣の違いは両種を見分けるポイントとなるようですが、ハチの巣を探し回る行為は襲われる危険性があるため、たまたま見つけた時に判断する程度にしておくのがよいようです。
まとめ
アシナガバチにかかわらず、巣を見分けることはハチに襲われないようにするための自己防衛でもあると考えられそうですね。