冬の餌の無い時期に、動物や昆虫達にとって無駄にエネルギーを消費する事は、自分の体を弱らせていくだけです。

そこで多くのものは冬眠します。

冬眠と言ってもグーグー寝ているわけではないようです。

じっとして代謝を抑え、ただ春を待っているのです。

アシナガバチも同じように越冬します。

だたし冬を越える事が出来るのは、新女王蜂だけです。

お母さんである産んでくれた女王蜂も姉妹ともいえる働き蜂も、夫の雄蜂も皆冬の寒さに耐え切れずに命を落として生きます。

皆の命を繋いだ新女王蜂は、どのようにして冬の寒さを乗り越えるのでしょうか。

詳しくご説明いたします。

アシナガバチ 女王蜂 越冬 場所

アシナガバチの女王蜂の越冬

アシナガバチの女王蜂の越冬の期間は、気温が下がり始める冬の初めから、温かくなり、他の虫たちも動き始める4月の末頃までとなります。

その間、ずっと一匹でじっとしています。

女王蜂は冬眠から目覚めると、自分の生まれた巣の場所に戻って来て、他の女王達と密集して体力の回復に努めるのですが、冬眠は自分のうまれた巣から離れ、単独行動をとります。

そして、餌を取らずに自分のエネルギーを使い果たすまでじっと動かずに耐え抜くのです。

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アシナガバチの女王蜂の越冬する場所

アシナガバチが一匹で冬を越す場所は、木の割れ目枯葉や朽木の中石の隙間に潜む事が多いようです。

自分の生まれた巣の場所によっては、そこに留まったまま越冬するケースもあるようです。

条件は、見つかりにくく、ある程度の保温性のある場所が選ばれているようです。

まとめ

アシナガバチの一つの巣で生まれる蜂の数は、100匹程度だと言われています。

その大半は越冬する事ができずに、寿命を迎えます。

そして前の女王蜂の作った巣は、一年で使われなくなり誰も居なくなります。

しかし、どんな場所で越冬したアシナガバチの新女王蜂も、必ず自分の生まれた場所に戻って来ます。

自分の生まれた巣を非常によく記憶しています。

鮭が生まれた川に帰ってくる話は有名で、川の匂い説や、磁気を感知しているのではないか等諸説考えられますが、その理由はまだ解明されていません。

それと同じような事がアシナガバチにもあります。

必ず自分の生まれた巣を忘れずに戻って来ます。

巣を作るのに最適な場所だと言う事はあるのでしょうが、自分が生まれた場所に帰りたくなる気持ちは、もしかしたら、ふるさとを離れた人間と同じような気持ちなのかも知れませんね。

このように、ちょっとした里帰りをしたアシナガバチの女王蜂は、越冬で使い果たしたエネルギーを補充し終えると、その場所から離れ、また新しい場所にたった一匹で巣を作り始める為に飛び立って行くのです。

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