幼い頃、家の駐車場で母がアシナガハチに刺されました。
巣があることに全く気付かず、父も驚いていました。
母は私に心配をかけないようにか、痛がる様子はありませんでしたが、すぐに内科に向かいました。
薬を処方されたのを覚えています。
母が刺されたアシナガバチより、スズメバチの方が危険なイメージがあります。
どのように対処するのが良いのでしょうか?
スズメバチが刺す時
ハチは何もしなければ、刺してはきません。
巣への防衛本能が働き、人間が巣の近くにいると威嚇はしますが、危害は加えません。
ハチを見つけて驚いて大声を出したり、手で払いのけようとした時に襲ってきます。
巣があるような山や森林に行く際は、スズメバチが反応する黒の服装や香水は避けましょう。
スズメバチは危険が迫ると、警告フェロモンを出して、仲間に知らせます。
集団でスズメバチに襲われると、大変危険です。
複数回刺された人は、亡くなるケースもあるのです。
スズメバチに2回刺されると
スズメバチに2回刺されると、アナフィラキシーショックに陥る可能性が高くなります。
刺されれば刺されるほど、危険性は増します。
アナフィラキシーショックとは、体の防御反応である免疫に異常が発生して、過剰反応が起こることです。
過剰反応として、血圧低下や意識障害等を引き起こします。
初めてハチに刺されてから免疫ができるので、次に刺されるまでの時間が短いほど、アナフィラキシーショックを起こしやすいです。
特に一度ハチに刺された人は、皮膚科などで自分がハチ毒アレルギーかどうかを検査してみましょう。
刺された時の対処法
刺されたことに気付いたら、迅速にその場を離れてください。
興奮して騒がないよう、落ち着いて行動しましょう。
次に傷口を水で洗い出し、腕を横に振って針を振り落とします。
抗ヒスタミン系成分を含むステロイド軟膏を傷口に塗り込み、タオル等で冷やしながら安静にします。
上記の行動をとりつつ、アナフィラキシーショックの症状が現れている場合は至急受診するか、救急車を呼びましょう。
発症から30分以内に適切な処置がとれると、重症化せずに済みます。
また、すぐにはアナフィラキシーショックを発症しなくても、数日経ってから表面化することもあるので、しばらくは体調に留意してください。
まとめ
もし私が1度でもスズメバチに刺されたら、これまでは焦って大騒ぎしていたでしょう。
次にどのような行動をとるか、で症状が軽減されるので、きちんと対処法を頭に入れておくことが重要です。
まずは落ち着いて、その場を離れること。
これだけでも覚えておいてくださいね。