庭にアシナガバチを見つけたら、巣は身近にあると思ったほうが良さそうです。
ただし、飛んでいるアシナガバチ一匹一匹と格闘するのは得策ではありません。
巣がある限り悩みの種は尽きないからです。
そうなると、すぐにでも巣を取り払ってしまいたい気持ちになるのが当然だと思いますが、巣の駆除には、時期とタイミングが重要になって参ります。
それを誤ってしまうと大変危険です。
そのためにも、アシナガバチの駆除を自分で行う場合に注意しなければならない、駆除方法、時期についてご説明いたします。
アシナガバチの巣の駆除
蜂を駆除する上で一番大事な事は、身の安全です。
蜂に刺される原因第一位は、実は自分で駆除しようとして失敗したという事故なのです。
アシナガバチの巣の駆除をする時の、まず最初にする事は、本当にアシナガバチなのかという事の確認です。
アシナガバチだと思って駆除しようとしたらスズメバチだったという事になったら大変な事です。
駆除方法は蜂の種類によって変わってくるからです。
アシナガバチの体や、巣の形の特徴を良く確認してから作業に取り掛かりましょう。
アシナガバチの巣を駆除する時期とは
蜂の種類によって活動時期は違いますが、ポイントとなるのは、どの種類の蜂の場合でも、蜂が活発に活動する時期は避けた方がよいという事です。
アシナガバチの場合は、働き蜂が巣作りを本格化させる6月から8月頃は避けるべきです。
雄蜂や新女王蜂が生まれる頃、丁度この時期が敵に対して一番攻撃性が高くなってしまうからです。
ですから、アシナガバチの巣を駆除するには、女王蜂が一人で巣作りをしている春先がお薦めです。
この時の女王蜂は巣作りに専念しているので、駆除し易いとも言えます。
また、一日の中でも駆除し易い時間帯もあります。
それは、早朝や、夜間です。
早朝や、夜間は気温が低いので、動きが鈍く、安全に退治する事ができます。
夜8時ころから朝の6時ころがいいという事です。
夜間は視界が悪くなるので、作業中ライトを使用しますが、蜂を刺激しないように赤いセロファンを貼り付けます。
巣にはエアゾール系のスプレーを吹き掛けます。
ちなみに冬に巣を見つけて駆除しても、安心というわけではありません。
アシナガバチの巣は一年限りなので、その巣はもう使われないからです。
駆除した場合は、きちんとその場所に殺虫剤を散布する事が必要です。
まとめ
もし、適した時期を逃してしまったら、どうしたら良いでしょうか。
その場合、可能であれば出来る限り、適した時期まで待つのが得策です。
あせって行動を起すと、蜂の襲撃にあってしまいます。
想像よりも多くの蜂が巣の中にいる可能性もあります。
どうしてもという場合は、専門業者に任せるしかありません。