近年、森林などの開発によりスズメバチと遭遇する機会は、住宅街でも増加していると言われています。

もしも遭遇してしまったスズメバチに、毒針を刺された時、刺された箇所に針が残った時は、どうしたらいいのでしょうか。

スズメバチ 毒針 抜く

通常、スズメバチの毒針は、刺されても残らない

蜂には、人を刺す蜂と、刺さない蜂がいます。

代表的な人を刺す蜂はスズメバチ、アシナガバチ、ミツバチです。

このうち、ミツバチは刺した対象に針を残しますが、スズメバチ、アシナガバチは、刺した対象に通常、針を残すことはありません。

ミツバチとスズメバチでは針の構造が違う

ミツバチもスズメバチも毒針は体内の内臓と繋がっています。

しかし、針の構造が違います。

ミツバチの針は、一度刺したら対象から抜けない構造になっているため、針は対象に残るのですが、その時に針と繋がっていた内臓もちぎれてしまいミツバチは命を落とします。

まさに命をかけた防御であり攻撃なので、簡単には刺してきません。

対して、スズメバチの針は、刺した対象に残りやすい構造をしていません。

どちらの針も、ノコギリの歯のようなギザギザがありますが、ミツバチのギザギザは大きく、スズメバチは小さいので対象に残ることなく再度刺してくるほどです。

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刺された箇所に毒針が残ってる!抜くべきなの?

スズメバチの毒針の構造上、刺されても針が残ることはないと言われていますが、100%残らないわけではありません。

もしも毒針が残っていたら、速やかに抜く

刺された毒針の根元には、毒嚢(どくのう)という蜂毒の入った袋のようなものが付いています。

そのため針が刺さったままでは、どんどん毒は注入されます。

刺された箇所に針が残っている場合は、できるだけ速やかに抜くことが望ましいですが、毒嚢をつまんでしまうと毒はさらに注入されてしまいます。

針を指でつまんではダメ

針を抜く時は、毒嚢をつままないように、針の部分がつまめる毛抜きやピンセットなどを使って抜きます。

それらが近くにない時は、硬いカード状の物(会員カードや診察券など)で、横に払うようにして針を取り除きます。

針を取り除いたら流水で流す

針を抜いた後は、刺された箇所を流水で流して毒の成分を外に出します。

傷口の周りをつまんで血と一緒に毒を絞り出してください。

リムーバー(専用の吸引器)があれば使用します。

まとめ

スズメバチの毒針は、構造上、刺された箇所に残らないようになっていますが、万が一残っている場合は、さらに毒液を注入しないように注意して、速やかに抜く必要があります。

抜いた後は流水で流し、薬を塗って冷やします。

俗説の尿をかける行為は適切ではありません。

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